転職ブログ:こんな仕事ありました

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私が面接を受けることとなった紹介予定派遣の派遣先は、ある設備メーカーでした。
面接の時間の30分くらい前に、現地で派遣会社のスタッフと待ち合わせました。
その営業スタッフは女性(以下、「Eさん」と書きます)でした。
電話の声の印象では20代かと思いましたが、おそらく30代でしょう。

ふたりで派遣先に向かいました。
会社の一階ロビーで、軽く打合せをしました。
私の職務経歴を表にまとめたものと、スキルチェックの結果のコピーを渡されました。

Eさんは、とてもしっかりした方でした。
先ほどもらったコピーの内容を私に確認してから、
「私が先方にHさんを紹介しますから、そのあとに、『Hと申します』と名前を言ってください」
と指導してくれました。

ちょっと時間が早かったですが、当時は2月で寒かったので、事務所に入ることにしました。
面接マナーとして、コートはこの時点で脱がなければなりません。

事務所に入るとEさんが、一番えらいと思われる年配の男性に声をかけました。
私たちはその男性に応接室に案内されました。
そのあと若い男性社員も加わり、4名での面接となりました。
私は、Eさんとの打ち合わせどおりにあいさつしました。

Eさんは、私にくれたものと同じ書類を先方にも渡しました。
それを見ながら学歴だとか職歴だとかの話をしたのち、仕事内容の説明をしてもらいました。

この会社は、ある大手電機メーカーのグループ会社でした。
設計は、その会社で取り扱う製品の設備図面を描くとのことで、使用CADは、AutoCADとJW−CADでした。

私はAutoCADは腕に覚えありですが、JWはまったくできません。設備設計の経験もありませんでした。しかしながら、勉強する意欲はおおいにありました。

年配の男性が、同席していた設計の男性社員に訊きました。
「AutoCADとJW−CADって違うの?」
「はい」
「そんなに違うの?」

それほど騒ぐことでもありませんよ。
Autoができれば大丈夫。CADの操作なんて、だいたいみんな同じだから。

ところが若い男が、
全然ちがいます! システムだってまったくちがいます。全然ちがいますよ!
と、なぜだかムキになって否定しました。

そんな言い方されたら、こっちの立場はありません。
それがものすごい否定のしようだったから、上司も、Eさんも、私も、無言になってしまいました。

そういえばこの男、面接のあいだずっと無表情だったんですよ。
非常に感じの悪い態度でした。
私が(この男に何か恨まれるようなことをした? もしかして過去に会ったことが?)と真剣に考えたほどです。

上司がもうひとつ質問しました。
「設備図面の経験はなくても大丈夫?」
若い部下が答えました。
「できたほうがいいですね」

なんだと若造!?

ここでEさんが反撃してくれました。
「そんなにできる人っているのでしょうか。AutoCADができて、JW−CADができて、設備設計の経験がある人なんて、あまりいないと思うのですが」

「そうですね」と上司のほうは苦笑い。
部下はムスッとしていました。

そんなふうに、あのブ男のせいで、やたら不愉快な面接になってしまったのでした。

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